お知らせ
神代(こうじろ)和紙保存会は、岡山県新見市神郷(しんごう)で紙漉きの技術継承や和紙の魅力を伝える活動をしている団体です。
神郷下神代は、コウゾやミツマタが自生し清らかな水が豊富に流れる里山。この地で世界に誇る手漉き和紙を守っています。
風前の灯火だった
神代和紙
神代和紙は、はるか千年前からこの地で漉かれ伊勢神宮や東寺に献上するほどの優れた品質を誇っていました。
でもそれは過去の話……
洋紙に押され手漉きの神代和紙は消滅の危機にありました。
「鶴は千年亀は万年」
和紙は何年?
鶴は千年、亀は万年生きると言われ、ともに長寿で縁起が良い生き物です。では、神代和紙ような手漉き和紙の寿命はどのくらいだと思いますか?
毎日使っているのに、意外と知らない紙のことをご紹介します。
紙漉きの工程
紙漉きといえば、木枠を前後に揺らしている姿をテレビ等で見たことがあるかもしれません。でも、あの“漉き”作業は紙漉きの後半戦。それまでに、とても根気の要る地味な作業があるんです。
神代和紙保存会の活動
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神代和紙の華麗なる変身
活動の拠点は「紙の館」
1990(平成2)年、当時の阿哲郡神郷町(現新見市神郷)は、昭和の中頃まで地域内で精米や製粉に活躍していた水車と、奈良平安の頃より漉かれていた神代和紙の歴史と文化遺産を後世に伝えるため「日本一の親子水車(現在は親子孫水車)」と「紙の館」を整備しました。そして、それらがある一帯を「夢すき公園」とし、地域活性と人々の交流の場としました。神代和紙保存会は、この「紙の館」で紙漉きを行うなど活動の拠点にしています。紙を漉くのは11月~3月中旬。見学ご希望の方は、事前にメールもしくはInstagramでご連絡ください。
岡山県新見市神郷下神代1977-1
夢すき公園内「紙の館」