消えゆく伝統の灯火を未来へ、手漉き和紙職人の忠田町子さんが長年の功績により表彰!
ー市制施行20周年記念式典にてー
平成17年3月31日に1市4町(旧新見市、旧阿哲郡大佐町・神郷町・哲多町・哲西町)が合併して誕生した新見市は、令和7年3月31日をもって20周年を迎えました。これを記念し、3月29日にまなび広場にいみで市制施行20周年記念式典が開催され、地域の福祉や文化、教育などの振興に尽力された24人10団体が表彰されました。
古くから日本の文化を支えてきた手漉き和紙。しかし、近年は後継者不足や需要の減少により、その存続が危ぶまれていました。そんな中、長年にわたり手漉き和紙の技術を守り、後継者に受け継いできたわれらが保存会の町子さんが文化功労者の一人に選ばれ表彰されました!



町子さんの情熱と努力は、消えゆく伝統の灯火を再び燃え上がらせ、後継者も確実に育っています。これからもお体を大事にして、私たちの目標として頑張ってください!
神郷公民館が第77回(令和6年度)「優良公民館賞」受賞!
「優良公民館賞」とは、文部科学大臣が公民館やその他公民館と同等の社会教育活動を行う施設(社会教育センター、生涯学習センター等)のうち、特に事業内容・方法等に工夫をこらし、地域住民の学習活動に大きく貢献しているものを表彰するものです。
新見市神郷内の二つの小学校の6年生全員が神代和紙伝承教室に参加し、卒業証書を自分たちで漉いていることが、和紙保存会員との交流を通して郷⼟の伝統⽂化への知識理解を深め、会員の努⼒や熱意にふれながら郷⼟愛を⾼めていること。また、「ミツマタの⽪むき」に参加し、上質な神代和紙を継承するには、原材料作りが⼤切で、その⼯程を楽しく学んでもらうことをとおして、地域住⺠の理解を深めていること。このことが受賞理由となったようです。
この日は、保存会会長の仲田さらささんと土屋俊介さん、忠田町子さんとともに、公民館へ出向き、横山前館長さんと赤木現館長さんにお祝いを持っていきました。お二人とも、保存会活動に熱心に参加してくださり、神代和紙の保存継承に協力していただいています。町子さんともども、本当におめでとうございす!



