第7回「かみさま夢風鈴2023」

開催期間:2023年8月1日~31日


神代和紙の魅力を多くの人に知ってもらいたいと始めたイベントも2023年で7年目。今回は、福武教育振興財団がらの助成も付き、真夏の炎天下にも関わらず多くの人にご来場頂けたと感謝しています。
 手漉き和紙を知ってもらうため、旧暦の七夕に合わせ、短冊状の和紙と風鈴を夢すき公園内の藤棚に吊るしたのが「かみさま夢風鈴」の始まり。短冊は2000枚を越え、地域内外の方にお手伝い頂きながら設置しています。

告知ポスター

かみさま夢風鈴の“かみさま”には、二つの意味が隠れています。それは「紙」と「神」です。
 「紙」はもちろん神代和紙。一方「神」は神代の“神”でもありますが、実は“七夕”です。
 七夕は、願い事を五色の短冊に書き吊るす習わし。昔、神さまに捧げる布を織る道具を“棚機(たなばた)”と呼んでいたことから七夕と呼ばれるようになったそう。
 そして風鈴は、この音が聞こえる範囲を禍から守るものとして寺の風鐸から始まり、庶民に広がったものです。このことから、願い短冊を風鈴とともに吊るし、心願成就と無病息災を願いつつ、8月の戸外でもびくともしない手漉き和紙の強靭さや美しさを知ってもらう企画として今日まで続いています。

撥水加工のためにこんにゃく糊を塗って下準備
多彩な短冊を作る学生ボランティア
イベント準備を手伝ってくださる方々
保存会メンバーによる手打ちうどんの接待

短冊は夢すき公園内各所に飾りました。2024年も開催しますので、ぜひお越しください。

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